大学4年生は研究室に配属されてからすでに4カ月が経過しようとしている。多くの学生が今後の進路を決めている時期であろう。推薦で大学院を受かった学生はもう既に研究に打ち込んでいるであろうし、就職先が決まった学生は、残りのキャンパスライフを楽しもうとしているのではないだろうか。
 
しかし、ある集団だけまだ進路が決まっていない。一般で大学院を受けようとしている学生だ。彼らにとっては、この時期の勉強の質・量が結果を左右するといっても過言ではない。
 
そこで今回はLab-Onに所属している、難関と呼ばれている大学院に合格した現役大学院生達にどう勉強を行ってきたか聞いてみた。是非とも、大学院への勉強に役立ててほしい。

場所は定期的に変えて勉強するとよし

漫画・ゲーム・アニメ・パソコン。家で勉強しようとすると、多くの誘惑が君を悩ませてくるだろう。故に、せっかく机の上に勉強道具を出して準備したものの、はじめられず時間だけが過ぎていってしまう。実際に筆者もこの負のスパイラルにはまってしまった時期がある。

では、院試に合格した者はどうやって勉強したのだろうか。

基本的にはベタですけど喫茶店か図書館かマックで勉強してました。やっぱり他人の目がある環境のほうがだらけず進みますね。1ヶ所に長時間居ると集中力が切れるタイプだったので昼は図書館、夜はマックみたいな感じでコロコロ周囲の景色を変えることで気分転換をしてました。(東京大学大学院(工)・男性)

 

院試勉強は図書館とか喫茶店ですることが多かったですね!2、3時間おきに場所を変えて勉強してました!(東京大学大学院(農)・女性)

 

やはり家ではなく、人の目があった方が集中しやすいという声が多かった。加えて、一日でも、1か所に留まらず場所を移して勉強を行うと集中できていいらしい。なるほど、どうりで筆者は同じカフェで一日作業しているときに、Youtubeを見てしまうのか。今後はこの方法は取り入れていこうと思う。

過去問から始めよ

大学院試は学部1年~4年で学んだことを出題されるため、テスト範囲は尋常じゃなく広い。全範囲をやろうとするとどうしても間に合わない。それはまるで英単語を1つでも多く覚えるために英語辞書を1ページずつ覚えていくようなものだ。至って効率が悪い。そこで、効率的に院試勉強をするにお勧めするのが「過去問」から始めることだ。

過去問をまず最初に解いてみて、できないところをしらみつぶしに院試用ノートにコラム書いてく感じです。院試って頭の良さを調べるテストではなく、「やることやってきたか」をはかるテストだったので、とにかくみんなが解ける問題は自分も解けるようにするというスタンスでした。(北海道大学院(農)・女性)

 

試験勉強はまずは過去問を15年分ぐらいざっと目を通して、数学物理は時間がかからないので早めに完成させて、専門科目の暗記系に時間をとりました。英語をもっと早めに対策しとけばよかったと思いました。(東京大学院(農)・女性)

 

大学生の相棒「過去問」は、どんなときにも役に立つ。これを胸に刻んでおいてほしい。ちなみに筆者は相棒なしにして大学を卒業することはできなかっただろう。

過去問の配点をみて取捨選択すべし

部活や研究時間が長くなり、あまり院試勉強に時間を割けない方もいるのではないだろうか。勿論、そんな学生にとって必要なのは過去問である。しかしながら、過去問も全部やっている暇はない人もいる。では、そのような学生たちはどうやって院試に臨んでいけばいいのだろうか。

配点等の情報(あくまで噂)もありましたし、過去問の回答等ももらっていたので、配点が高い科目の過去問を解いてはその基本原理を確認していくと言う作業を行いました。(東京大学大学院(工)・男性)

 

うちの専攻の場合は過去問をやっているうちに基本的な問題が多いなかたまに異様に難しい問題も紛れていることに気づいたので、難しいやつは早く捨てると心に決めて受けました(これは勉強法じゃなくて心の準備みたいな感じですが…。)(東京大学大学院(理)・男性)

 

勉強期間2-3週間で院試に合格した人は、過去問や自分の先輩から聞いたテストの配点や問題情報を基に、勉強する範囲をさらに取捨選択する。無論、この勉強法を行う時は過去数年分の問題から、テストの傾向をしっかりと把握しておかなければいけないので、そこは注意してほしい。

いかがであっただろうか。いくつか勉強方法を挙げたが、院試勉強は単純に院に行く、ということだけを目的にしてはならない。院試で学んだ内容は、院に入ってからの研究に役に立つ場合が多い。ここでベースをつけておくと研究時に再び一から勉強をする必要がなくなるので、是非ともしっかりと知識と教養を身に着けてほしい。