人との出会いを資産にする―世の中の新しい「当たり前」を作るSansanの挑戦

誰かと誰かが出会う。

世界のあらゆることは、そこから動き出す。
出会いはドラマ。可能性。

わたしたちはSansan。
生きたデータとテクノロジーの組合せで、
ビジネスの出会いをよりよきものへと変え、
世界を変えていこうと考える集団です。

誰と誰がつながっているのか。
誰と誰がパートナーになりうるのか。

「世界中の人脈をまるごとスキャンして、
新しい人生の交わりをデザインする。」

この、世界ではじめてのアイデアを武器に、
いままでにないサービスやプロダクトを、
わたしたちは生み出していきたい。

出会う、が、世界を変えていく。

(Sansan HPから抜粋)

「Sansan」や「Eight」というサービスを聞いたことがありますか。「早く言ってよ~」でもおなじみのTVCMを展開しているSansan株式会社が提供する名刺管理サービスです。
「Sansan」は企業単位で名刺情報を管理、共有する法人向け名刺管理サービスで既に7,000社に導入。「Eight」はビジネスSNSとして展開している個人向け名刺アプリで、ユーザー数は200万人を超えています。

名刺というとビジネスマンには馴染みのあるものですが、学生にとってはなかなか想像のしにくいものかもしれません。
名刺を持たない学生であっても、これまでの人生でかけがえのない出会いを体験してきた方も多いことでしょう。ビジネスの世界でも、とある出会いがきっかけで新たな事業がうまれたり、イノベーションが起きたりします。ビジネスの世界で人と人とが初めて出会うとき、そこで行われるのが名刺交換です。名刺交換、すなわちビジネスにおける出会いの情報や人のつながりを価値あるものに変えていくことが、Sansan株式会社のチャレンジなのです。

名刺情報の大規模なデータ管理やWebサービスのさらなる発展には、データ分析を始めとした技術力が欠かせません。いま、目覚ましい発展を遂げるSansanは、R&D(Research and Development) 部門の研究開発者と、データアナリスト職の採用に力を入れているといいます。
今回は、人事部の伊東敏さんと、データアナリスト職の2019年新卒内定者である佐々木俊樹さんに、Sansan株式会社が目指す先と、必要とされる人材についてお話を伺いました。


伊東敏さん
Sansan株式会社 人事部
採用企画チームチームリーダー R&D戦略室
慶應義塾大学 薬学部、同大学院 薬学研究科修了。Sansan株式会社では営業部・マーケティング部・人事部を経験。


佐々木俊樹さん
奈良先端科学技術大学院大学 松本研究室
学部時代は電気電子工学専攻。その際に用いた自然言語学処理に興味を抱き、大学院では自然言語処理学を専攻。

名刺のデータ活用を世の中の「当たり前」にする

――まずは、Sansanの事業の目的について伺わせてください。会社として、具体的にどのようなミッションを描かれているのでしょうか?

伊東さん(以下、敬称略):弊社が掲げているミッションは、「ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する」です。特に最近では、ビジネスにおける出会い、によりフォーカスして会社としてのメッセージを発信しています。その思いが冒頭の文章にあるような言葉に現れています。
「Sansan」や「Eight」によって、偶然の出会いを必然の出会いに変え、より価値ある出会いを創出する、それが当たり前になっていくことを目指しています。

たとえば、電子メール。今やメールなしでのビジネスは考えられない反面、「メールがあって本当に便利だ」という意識を持っているビジネスマンはほとんどいません。なぜなら、メールがそれほどまでに私たちの生活の中に「あって当たり前」だからです。Sansanは、何年か先にビジネスの世界で当たり前のように使われているサービスを目指しています。もし、そうなれば、数十年後には「昔は紙の名刺でどうやって仕事をしていたんですか?」と言われる社会になっていることでしょう。今のサービスが「ありがたい」とユーザーに感じられているうちは、まだまだ伸びしろがあるということだと捉えています。

Sansan株式会社 人事部 採用企画チームチームリーダー R&D戦略室 伊東敏様

――そのような社会を作るために、まずはユーザーにどのような価値提供をしようとしているのですか?

伊東:2007年の創業以来、弊社は『紙の名刺をデータ化して活用する』というユーザー体験を根底の価値として提供してきました。その根底の価値を維持しつつ、ここ最近では機械学習などのテクノロジーを用いて、名刺データから新たな価値を提供するために、より一層研究開発に力を入れています。例えば、会いたい人や将来会うべき人を予測する事や、今あなたが会った人との出会いが今後ビジネスの発展に繋がる事などを、AIがリコメンドしてくれるようなことが徐々に実現しつつあります。自分の予想を超えるアイデアをもたらす出会いや、ビジネスを転換させるような出会いが『Sansan』や「Eight」によって生まれるかもしれません。

データを事業発展の材料に―R&Dとデータアナリスト職との違いとは

――Sansanでは現在、R&Dとデータアナリスト職の2つの職種の採用を強化していると伺いました。この2つの職種について詳しく教えてください。

伊東:R&Dは主に、名刺を管理するためのデータベース生成に加えて、これらのデータをどう活用し、データから得られる知見をサービスとしてユーザーにどう還元していくのか等、広い視野をもって名刺情報のデータ化やデータ分析を行っています。
一方、データアナリスト職の仕事は、「Sansan」「Eight」の各サービスのユーザ行動分析や、システムパフォーマンスと利用率の関連性の分析、各事業部が保有する様々なデータをもとに、戦略立案や施策の裏付けに役立つようなデータ分析を担うようなイメージです。
新卒でのデータアナリスト職は新設された職種でもあるので、まだ具体的なお話はできませんが、今後は事業部横断的にデータ分析を行っていくようなことも考えています。

――Sansanは2019年卒の代からデータアナリスト職の新卒採用を始めたと伺いました。なぜこのタイミングで始めたのでしょうか?

伊東:R&D部門に多くの優秀な研究開発者が加わる流れのなかで、名刺情報のデータ化、およびそのデータ分析の分野だけでなく、会社全体としてデータドリブンで事業を加速させることや生産性を向上させるという視点が強まったのが大きな理由かもしれません。もちろん、これまでも各事業部で、データ分析やその活用は行ってきましたが、更にそれを強化していきたいというニーズも出てきたことで、データアナリスト職の採用を決めました。
名刺データの集約と管理がSansanのサービス内容と思われがちですが、管理することだけが私たちのゴールではありません。「Sansan」や「Eight」がビジネスの世界で当たり前の存在になっていくために、R&Dやデータアナリスト職のメンバーには、分析したデータを活用して行う具体的なサービス改善や、事業成長のための成果を期待しています。

研究を社会で活かしつつ、ビジネスにも貢献したい

2018年度内定者 佐々木俊樹様

――それでは、2019年卒業の内定者である佐々木さんにお話を伺っていきたいと思います。まず、佐々木さんはこれまで、どのような研究をされてきたのでしょうか?

佐々木さん(以下、敬称略):学部時代は電気電子工学を専攻していました。信号処理の研究を行っていたなかで、たまたま自然言語処理に触れる機会があったのが、自然言語処理との最初の出会いです。単語をベクトル化することで演算処理を可能にする手法の面白さに惹かれ、自然言語処理ではどのような研究がされているのか調べました。そして機械に人間の言葉を理解させることに夢を感じ、大学院で自然言語処理を学ぶことに決めました。.

今の研究テーマは「機械読解」と呼ばれるもので、小中学校で課される国語の試験のような読解問題を機械で解くというタスクに取り組んでいます。関心の軸は「答えを導くために必要な文はどこにあるのか」を探ること。答えを導く精度は人間のパフォーマンスを超えているものもありますが、機械がどのように推論し答えを導くかを研究しています。

――ありがとうございます。お話を聞く限り、R&Dの方が近いようにも感じられたのですが、もともとデータアナリスト職を志望されていたのでしょうか?

佐々木:いえ、私自身大学院での研究を仕事に活かたいと思っていたため、最初はR&Dを志望して入社試験を受けました。
しかし、ビジネスコンテストに出場した経験や、経営にも興味があるという話を面接でしたところ、「データアナリストの方が向いているのではないか?」と人事の方にアドバイスを受けたんです。そこで改めて、自分が本当にしたいことを考えて、経営やサービスに近い位置で仕事ができるデータアナリスト職としての入社を決めました。面接を通して自分の軸をあらためて振り返る機会がもらえたのはありがたかったですね。

――これまでの興味や研究を活かしつつ、さらにビジネスそのものに貢献できる、というのがデータアナリスト職の魅力なんですね。

伊東:そうですね。今後はデータの分析結果をどう活用していくかといったところに力を入れつつ、Sansanであればもともとの彼の研究をより発展させ活かすことができると感じます。これまで研究でやってきたことをいかにビジネスの場面で活かすか、という新たな視点を持って活躍してくれるはずだと思っています。

――ビジネスへの貢献にも直結するデータアナリスト職は魅力的である半面、経営に関わる提案を出す仕事は、新卒では難しいのではないか、とも感じました。新卒のデータアナリストは、入社後どのような仕事を任されるのでしょうか?

伊東:確かに、ビジネスモデルを知らない新卒の段階でデータをどう活用すればビジネスにつながるか、イメージしづらいかもしれません。入社後はまずチームに入って仕事に取り組んでもらいます。最初はディレクションをするメンバーの指示を受けて、さまざまなデータに触れるところから始まります。知識や経験を身につけていくうちに、だんだんユーザーが求めるデータや提案がとわかってくるようになることを期待しています。

なぜ自分はそう決めたのか―意思決定の理由を語れる人を求む

――佐々木さんが最終的にSansanに入社を決めた決め手は何だったのでしょうか?

佐々木:最後の決め手は今後のワクワク感です。「Sansan=名刺の管理会社」というイメージで、名刺は役職や名前が書かれているものでしかない、という認識を持っていました。しかし、名刺が持つ本当に面白い情報は「人のネットワーク」にあります。「人のネットワーク」という側面で考えた時、名刺が持つビジネスとしての奥深さや可能性にすごくワクワクしたんです。

――面接時に重視して見られるのは、どのような点なのでしょうか?

伊東:面接で重視しているのは、その人それぞれの価値観や、どのように意思決定をしてきたかについてです。自分なりに目的をもってやってきたか、ある状況に対してどうしてそれを選んだのか、そこに正面から答えられる人は、確固たる軸を持っているはず。

佐々木:私も面接時に、担当人事の方から「なぜSansanを選んだのか」「なぜR&Dを志望するのか」をかなり掘り下げて話しました。そこで想いを話していくうちに、自分がしたいことはデータアナリスト寄りであるということに気づかされて。就活の軸や志望理由は自分なりに考え抜いていたつもりでしたが、面接でその方向転換があったのはSansan側の徹底した意思決定の深掘りがあったからだと思いました。

伊東:そしてもちろん、ある程度のスキルの高さも重要です。募集条件では以下のスペックのいずれかを持っていることを最低条件として掲げています。反対に、在学中にこうしたことを何かしら一つ成し遂げていれば、あとはその人次第で入社後にどんどん力を伸ばしていける環境だと思います。

※ 募集条件の詳細はこちらから

――ありがとうございます。最後に、Sansanはどのような人と一緒に働きたいと考えていらっしゃるかをお聞かせください。

伊東:「自分の頭で考えられる人」を歓迎します。当社の社員の多くはSansanのミッションに共感しながらも、それぞれが自分なりの思いを持って働いています。そのような中で、Sansanに集まっている人の共通点とのひとつとして挙げられるのは「なぜ、自分はいまこれをやっているのか」を答えられること。自分なりの目的意識を持ち、より良い世界を作っていきたいと考えている人とぜひ一緒に働きたいですね。

――伊東さん、佐々木さん、本日はありがとうございました。

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