
新たな研究テーマやアイディアを考える際、他分野の研究を知るのは一つ有効な手段だ。 他の研究者の研究を知る場として初めにあげられるであろう学会は、特定の分野の知識を共有する上では重要であるが、一方で他分野の研究に触れあう機会があまりない。
そこで今回紹介するのが、8/31(木)・9/1(金)に東京ビッグサイトにて開催される「JSTフェア2017」と「イノベーション・ジャパン2017」である。 全国各地から様々な研究成果が発表されるイベントだ。
最先端の技術が集まる「JSTフェア2017」
引用元:JSTフェア2017
科学技術による未来の産業創造展「JSTフェア2017」は未来の産業創造を目指した、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)発の研究開発成果が一堂に会するイベントだ。そのため、全国から様々な研究機関や企業、大学の研究活動を聴講することができる。故に、興味・関心のある人も多く、昨年行われた同イベントは2日間で計16,238人が来場した。
研究の発表はプレゼン発表と展示発表の大きく2つに分けられる。発表テーマも画像解析や生態系、超軽量素材や半導体と様々だ。自分が関心のある研究分野はもちろんのこと、いままで触れることのなかった分野も知ることができるので、新たな研究テーマを生み出す参考にもなる。加えて、企業も出展しているため、どの企業がどういったことを研究しているかも知ることができるため、就職活動の参考にもなるであろう。
無料で参加できるイベントなので、気軽に参加することができるのも魅力的なポイントの一つである。興味・関心のあるかたはぜひ参加してみてはいかがだろうか。
産学連携を促す「イノベーション・ジャパン2017」
引用元:イノベーション・ジャパン2017より引用
東京ビッグサイトでは、JSTフェア2017だけでなく、「イノベーション・ジャパン2017」というイベントも開催されている。
日本全国から500を超える大学やベンチャー、中小企業等が研究開発の成果を展示・発表する傍ら、ビジネスマッチング制度も兼ねているため、産学連携を促進や新たなビジネスの創出も目的としているイベントだ。
このイベントでは、革新的なビジネスを創出する「ビジネスマッチングゾーン」、産学連携を促す「大学見本市」、大学発ベンチャーの表彰や受賞者展示をする「セミナー会場・共通展示ゾーン」に分かれている。
どのように産学連携が行われていくのか、どういった研究を企業が求めているのかを知りたい方にはうってつけのイベントなのだ。
まとめ
学会に参加するには、交通費や登録費などの諸費用がかかってしまう。一方これらイベントの参加費は無料。加えて、全国各地から様々な企業や大学が一堂に集まる。是非ともイベントに参加して、新たなアイディアや出会いを求めてみてはいかがだろうか。
―――――――――――――イベント詳細―――――――――――――
名称:JSTフェア2017 ~科学技術による未来の産業創造展~
会期:2017年8月31日(木)9:30~17:30 及び 9月1日(金)10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)東4ホール
入場料:無料(事前登録有:http://www.jst.go.jp/tt/jstfair2017/entry.html)
プレゼン発表リスト:http://www.jst.go.jp/tt/jstfair2017/presentation/index.html
展示発表リスト:http://www.jst.go.jp/tt/jstfair2017/list/index.html
名称:イノベーション・ジャパン2017 ~大学見本市&ビジネスマッチング~
会期:2017年8月31日(木)9:30~17:30 及び 9月1日(金)10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)東1・4ホール
入場料:無料(事前登録有:https://www.ij2017.com/visitor/regist.php)
出展者一覧:https://www.ij2017.com/exhibitor
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