神野拓哉

東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻/情報学環教育部 気象学と音楽と漬物で地球が回る

河野太郎・瀧本哲史対談「大学研究の現場から声を上げよ」五月祭イベントレポート

5月21日、東京大学の学祭、五月祭で日本政策創造基盤・東京瀧本ゼミ主催イベント「河野太郎の大学の悩み聞きます」が開催された。河野太郎衆議院議員と瀧本哲史京大客員准教授、そして現役研究者が「研究環境を改善するためにいま大学に必要なことは何か」を大学研究の「現場」で議論した様子をお届けする。(取材:神野拓哉・久野美菜子)

「専門領域をもって価値観を疑え」田中聡久・東京農工大准教授に聞く、脳と機械の新しい関係性

ブレインマシンインターフェイスと呼ばれる、脳が発する電気信号を処理して外部機器と直結し、情報のやり取りを可能にする技術分野がある。神経科学、情報学、信号処理の技術などを組み合わせた学際的な領域で、この技術を使うと頭皮から検出した脳波を利用してロボットやコンピューターを動かしたり、処理した信号をフィードバックして脳に再学習させたりすることができる。今回は東京農工大学で生体信号情報学の研究室を持つ田中聡久准教授にブレインマシンインターフェイス研究の魅力を聞いた。

初学者に道を敷く仕事①「物理学のわかりやすい解説」を極めるEMANの胸の内(前編)

「途中でつまずいて他の本に寄り道する必要のない教科書」をモットーに掲げ、大学レベルの物理学に関する解説をを20年近く提供し続けているwebサイト「EMANの物理学(http://eman-physics.net/)」。物理数学、電磁気学から量子力学や相対性理論にいたるまで、物理学の多くの分野を網羅するこのサイトは、ある個人によって運営されています。サイト運営および物理学関連の書籍執筆もしている広江克彦さんの頭の中に、「EMAN」の一読者である筆者が迫りました。

初学者に道を敷く仕事②「物理学のわかりやすい解説」を極めるEMANの胸の内(後編)

2000年頃から「EMANの物理学(http://eman-physics.net/)」で物理学の解説を公開し始めた広江克彦さん。「わかりやすい教科書を自分で作りたい」という当初の思いは、開設から十数年の間にどのように具体的な形になっていったのでしょうか。前編に引き続き、その胸の内に迫ります。

雷が起こす原子核反応の初観測に成功

京都大学白眉センターの榎戸輝揚特定准教授を中心とする研究グループは、理論的に予言されていた雷による大気中での原子核反応(光核反応)観測し、11月23日付の英国の学術誌Natureで、研究結果を発表した。雷によって電子が光速近くまで加速され、大気分子と衝突することで高エネルギーのガンマ線を発する様子を地上から観測した初めての例となる。

地球はなぜ生命を宿したのか?暗い太陽のパラドックスへ新たな回答

大昔の太陽が現在よりも暗かったにも関わらず、太古代の地球が現在と同じかそれ以上に温暖であった。地球科学分野で長い間未解決だったこの「暗い太陽のパラドックス」を矛盾なく説明できるメカニズムが提唱された。水素と鉄という異なる元素を利用する複数種の光合成細菌が「共存」する生態系を想定すると、強い温室効果気体であるメタンが大気中で高濃度に維持されて温暖気候が形成されることが数値モデルによって明らかになった。

気候モデリングの先駆者 眞鍋淑郎博士がクラフォード賞を受賞

コンピューターを使ったシミュレーションを気候変動の予測にいち早く導入したプリンストン大の眞鍋淑郎博士が、スウェーデン王立科学アカデミーから与えられるクラフォード賞を受賞しました。

学振特別研究員に対する副業の制限が緩和へ

博士課程の学生やポスドクを支援する学術振興会の特別研究員に対して、これまで課されていた副業などに関する規定が変更され、いくつかの規制が緩和されることになりました。

化学の知を結集するChem-Stationが目指すものー「マニアックな情報発信」の価値を問う

通称「ケムステ」ことChem-Station(https://www.chem-station.com )はウェブに混在する化学情報を集約、整理し、データベースとして提供する国内最大級の化学ポータルサイトです。早稲田大学理工学術院の准教授であり、第一線で活躍する現役研究者でもある山口潤一郎氏は18年前にケムステを立ち上げ、現在も代表として運営に携わっています。ケムステが化学の情報発信にこだわる理由と、ケムステの運営を通してその先に見据える「科学の発展」について山口准教授に話を聞きました。

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